ある日、白き魔女は1人の騎士と出会います。
大けがを負った騎士。
騎士はその白き魔女を忌み嫌うことはありませんでした。
白き魔女は騎士を手厚く看病しました。
その甲斐あってか、騎士はみるみる元気になりました。
騎士は白き魔女をいつしか好きになっていました。
白き魔女も騎士のやさしさに心惹かれていました。
しかし、白き魔女は決して騎士に伝えませんでした。
好きという2文字を。
騎士は優しい。
だからこそ、自分の命と引き換えに私を救うだろうと感じていたからです。
ある日、騎士は白き魔女の呪いのことを知りました。
騎士は白き魔女の呪いをどうにか解いてやりたいと思っていました。
そして騎士は知りました。
愛する者の死をもって呪いが解けることを。
そして、白き魔女に告げます。
「僕はあなたのことが好きです。愛しています。」
白き魔女は驚きました。
愛している、白き魔女も騎士にそう伝えたかった。
「僕は病気でもう命が長くはないのです。だから、最後にあなたに伝えたかった。愛していると。」
白き魔女は涙を流しました。
神さま、この人愛することをお許しください。
「私もあなたを愛しています。」
白き魔女は騎士に伝えてしまった。
騎士を愛していると、言葉にしてはならないことを。

