白き魔女の呪い ~100年後も、ずっと~



ここは危険です、姫様。


あなたがここにいては命が!!!


顔に衝撃が走り、後ろへしりもちをつく。


「大丈夫かい?」
その声に聞き覚えがあった。


「バルーナさん。」


あたしはバルーナさんの顔を見るや否や、その大きな胸に飛び込んだ。


「ど、どうしたんだい!?ラオン?」
「た、助けてください。」


バルーナさんはあたしの話を一言も口を開けずに聞いていた。
あたしが話し終えると、一言だっけ発した。


「ありがとう。大丈夫よ。」


そう言って、あたしの頬に手を当てた。
バルーナさんが微笑むから、あたしもいつの間に微笑んでいた。


バルーナさんが大丈夫と言った。
だから、大丈夫なのだ。
そう思っていた。