気がつくと裕は隣にいなかった。
 胸騒ぎがして飛び起きるとテーブルにメモ書きがあった。

『おはよ。千紗。
 俺、千紗が好きだよ。

 だからちゃんとしようと思う。

 3時になったら初めて会ったカフェに来て。

 俺は千紗が好きだ。
 全てを知っても何があっても俺のことを信じて欲しい。

 千紗のことが好きな気持ちに嘘はないから。

 裕 』