放心状態で帰路へとつく。



無意識のうちに左手首を掻いてしまっていた。

まだ治りきっていない傷から血が出てくる。


-また心が死んだ気がした。

それと同時にまた1番になれなかった、そう思った。

前は一方的。

でも今回は本当に親友だった。

希音もそう思ってくれていたんだろう。

なのに私は心の奥底で疑って、信じきることが出来なかった。

“自業自得”

今の自分はその通りだ。


あーぁ、まだ高校入学して2日しか経ってないのに。

色んなことがありすぎて頭がついていかない。






“死にたい”とは思うのに。






-あぁ、どうせだったら今夜辺りにでも死んでしまおうか。

どうせ誰からも必要とされていない。

こんな人生さっさと終わらせてしまおう。