「櫻……大丈夫かよ?」 李人が心配そうに聞いてくる。 それでさえイライラして、 李人にあたってしまいそうで…… 「ごめん……1人にして」 「わかった…」 教室の雰囲気は暗い。 恋文は俺のクラスのみんなとも仲が良かったから。 俺は1人、 机に突っ伏して音も立てずに泣き続けた。