「星川………ちょっといいか」


2組の担任が俺を廊下に呼ぶ。



「これ…あずかった、お前ならわかるだろう?」


差し出されたのは、1通の手紙。



恋文からの、初めての手紙。


封筒を開けて、中から紙を取り出す。

たった1枚の手紙。




それを見た瞬間







俺はとうとう泣き崩れてしまった。




何で………


たくさんの行の真ん中に
たった一言…



小さな、綺麗な恋文の字で─