「何でだよ…ずっと、一緒って言っただろ…?」


何も言われてない。

何も言ってない。



「せめて……口で好きって言いたかった」


座り込む俺を見てクラスメートは泣き始める。



恋文の親友も知らなかったらしくて号泣してる。


「恋文………今、どこにいんの?」



呟いた俺の言葉はみんなの嗚咽にかき消された。