太陽が沈み始めてきてる時間。 「櫻ちゃんっ、観覧車!」 「ふっ、はいはい」 観覧車は逃げないよ。 そう思っても急いでしまうのは 恋文が笑うから。 無邪気に笑う恋文は、やっぱり可愛い。 やっぱり……愛しい。 ピンクのゴンドラに乗ってオレンジの街を見つめる恋文の横顔がすごく悲しくて。 「櫻ちゃん」 「どうした?」 微笑んで恋文を見つめる。 「こっち…来て?」 「うん」