私は




四角い石畳の上



温かい陽だまりの中



桜を見ながら


櫻ちゃんの遠ざかっていく



たくましい背中を





優しい笑顔を




想い出す









『好きだよ、櫻ちゃん』











この声を


私のラブレターを








さくら色の春風に乗せて









─end─