「櫻ちゃ……んっ」 俺を呼ぶ恋文の声を遮ってその柔らかそうな唇を優しく、少し強引に塞ぐ。 「…んぅ、おうちゃ、」 恋文は少し潤んだ瞳で頬をリンゴみたいに染めて恥ずかしそうに俺の制服をちょんと掴む。 それが、煽ってるって気づかねぇよなぁ… 可愛すぎんだよ。 俺、彼女を溺愛するタイプなのかな…… 「櫻ちゃん……好き」 今日の恋文の『好き』は小さくて、か弱くて、消え入りそうな…そんな声だった。