俺はその手紙を手に取って。 封筒の表を見る。 『櫻ちゃんへ』 恋文の可愛い綺麗な字で あの日の 『大好きでした』 その字で、俺の名前が書いてあった。 「恋文…っ」 それだけで、もう涙が止まらなかった。 封を開けて、中身をとると4枚の手紙。 涙を拭って 1枚目を見た瞬間…… 息が止まったんだ──