恋文がいなくなっても やっぱり、時は過ぎていく。 俺と恋文の親友以外の人は先に進んでいく。 いや、彼女だってきっと前に進んでいる。 頑張って笑って、他の友達だっている。 「あのっ、星川くん」 人通りの少ない廊下。 「好きです、付き合ってください!」 あぁ、やっぱりか。 「ごめんな、恋文が好きだから」