「初めまして、藤本美希です。よろしくお願いします。」

 彼女の最初の挨拶はそれだった。

 彼女と出会ったのは、バイトだった。

 僕、山田圭介は家の近くの飲食店で働いている。そこで、美希に会った。

 挨拶されて、僕も

「よろしく。」

と言った。


 その日から、バイトの先輩として色々な事を教える日々が続いた。