『偽りのシンデレラなんかいる必要ねーんだよ!お前は召し使いとして私達の手伝いをすればいいんだよ!』

  -偽りのシンデレラ-

私はこの言葉が大嫌いだった。
元々本が好きなんだ。
そのなかでも特にシンデレラが。
夢と希望に溢れたお話で大好きだった。
でも今では机の中。
シンデレラの様に召し使い扱いをされ
日々いじめを受けていた。
菜の花なら助けてくれるかなって思っていた自分がいた。
だけど菜の花は違った。
自分の人気を無くしたくなくて
見て見ぬふりをした。
しかもみんなと一緒にいじめてきたんだ。
そんな菜の花が大嫌いだった。
私はもうボロボロだった。
辛くて苦しくてたまらなかった。
私は重い足取りで学校へ向かった。