今日は、そーちゃんのお父さんとも会う。

一緒に食事をしよう、と結婚式の時に言われていたから、待ち合わせする事に。



そーちゃんのお父さんに会うと、なんだか緊張する。

多分。

あまり近くにいないタイプからだと思うんだけど。



「おっ!」

待ち合わせ場所にはもうすでにお義父さんは着いていた。

「ごめん、遅くなって」

そーちゃんが謝る。

「すみません」

私も頭を下げる。

「気にしないでいいよ!」

確か年齢は60歳なのに、若々しい。

まだ50手前に見える。

「まだお昼の時間には早いけど、行きたいところは?」

「真由の、服を買わないといけないんだ。
そろそろお腹が…」

そーちゃんはそっと私のお腹に手を当てた。

今日は少し前にママに買ってもらったワンピースを着ているけど。

お出かけ用はこれだけ。

普段はそーちゃんの服を着ているし。



「そうか、じゃあ、デパートにでも行く?」