ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー


服の上からお腹をなでた。


ぽっこりと膨らんでいる。


「ちょっと休憩ー」と言って、真衣はリビングのソファに座り込んだ。


それを合図にしたように、各々が食卓から離れ、くつろぎ始める。


私もこれ以上食べるのは厳しいかな、といったん席を立つ。


どうしようかな、とリビングを見渡すと、お父さんがクリスマスツリーの前に立っていた。


「お父さん」

「ああ、茜。どうした?」


お父さんの真後ろから声をかけると、お父さんは振り返った。私はその横に並ぶ。


「えと、ツリーありがとう」


気恥ずかしさからお父さんの顔を見れず、俯き加減で呟くように言った。