「目が覚めたか」 「きゃっ」 いきなり、視界いっぱいのドアップで崇さんの顔が割り込んできて、私は驚く。 「崇さん……?」 体を動かそうとして、素肌に布団のシーツが触れる感触に気付いた。 「あ、あれ、もしかして……」 私、今、素っ裸……? 恥ずかしくなって、布団を持ち上げ口元まで隠す。 「覚えてるか? 風呂で倒れたんだ」 「あ、そういえば」 「今井さんは家政婦の仕事で忙しいから、茜の目が覚めるまでオレが付き添ってたんだ」