目の前が真っ黒になる。 体の平衡を保てず、足を滑らせた。腕や胸に強い衝撃を受ける。 痛い……。 自分が倒れたということはわかったけど、動くことができなかった。 「今の音はなんだ、茜!?」 ドアの向こうから大きな声がかかる。 あー、きっと怒られる。 そう思ったのを最後に、意識を消失した。 ☆ 次に目を覚ますと、私は自分の部屋で寝かされているようだった。 「んん……?」 顔を横に向けると、見覚えのある家具が目に入る。