それからどのくらいたったのか。 寝てしまいそう、ではなく本当に寝てしまっていたことに、誰かに呼びかけられて気づいた。 「おい。おい、茜!」 「は、はいっ」 顔を起こし、返事をする。 「あ、あれ……?」 一瞬、自分が何をしているのかわからなかった。 身じろぎすると、ちゃぽんと音が鳴る。 ようやく、お風呂に入っていたんだと思い出した。 「茜、大丈夫か?」 「その声、崇さん!?」 脱衣所で私に声をかけているのが崇だと気づき、私は慌てた。 服とか下着とか、脱いだやつが出しっ放しじゃない?