「火のすぐそばに座り込んでるから顔が赤くなってるわよ。しんどくない? 風邪で赤いなんてことないわよね?」
「えーと、たぶん大丈夫だとは思うのですが……」
今は寒いやら暑いやらよくわからないことになっている。
でも、さすがに体を冷やした直後に風邪というのは反応が早すぎる。
風邪をひくかどうかは、今の対処次第というところではないだろうか。
「そう? 私は料理してるから、何かあったら言うのよ。お風呂も適当なところで入ってね」
「わかりました。すみません、仕事以外のことで煩わせて」
「それは気にしなくていいんだけど」
心配そうにちらちらと私を見ながらキッチンへ向かう今井さんをぼーと眺めていた。


