「あとはプチトマトと、どうしようかな」


私は冷蔵庫を開けて、今井さんが作り置いてくれている副菜を見た。


「んー。ほうれん草の胡麻和えと、マカロニサラダにしようかな」


決めると早速、紺色の大きな2段のお弁当箱に詰めていく。


2段の下には、昨夜タイマーをセットして朝に炊き上げておいた白米を詰め、真ん中には梅干しを置く。


1段目には、卵焼き、唐揚げ、ほうれん草の胡麻和え、マカロニサラダ、プチトマトだ。


本当は全部のおかずを手作りできるといいんだけど、まだそのスキルがない。


そこで、お弁当を作り出した時点で、

今井さんにはお弁当のおかずになるような副菜を多めに作り置いてもらえるように、お願いしていた。