真衣は二人を振り返った。 「ごめん。でも、私の話は終わったから」 「そんなに桂木さんが大事なの? 私たちよりも!」 そこで私の名前が出て驚く。 今、二人と話すよりも、私と帰ることを選んだせいなのか。 一体、何の話題でこじれているんだろう。 真衣はそれでも笑った。 笑っているのに、なぜだか泣きそうに見える。 「みんな友だちだし、どっちが大事だなんてことはないよ。みんな大事。でも、今日だけは譲れないの」 「それでも……!」