「理事長から直接アナタに大事なお話があるそうよ。急いで制服に着替えてついて来なさい」







「え」








淡々と西園寺先生に説明された突然のことに驚きで声が出る。








ちょ、直接大事なお話って何?




私、何かやらかした?









「何、ぼーっとしてるの?時間がないんだから早くしなさい」






「あ、はいっ」








今までの行動をマッハで振り返る私に急かすように西園寺先生が声をかけてきたので返事をして急いで制服に手をつける。








「…………」








んー。




やっぱり、何も思い浮かばない。








心当たりを探しながら私は急いで制服に着替えた。