「ごちそーさまーー」



ご飯を食べ終わると、みんなは動き出した
なんだかんだ言って、みなさん怪盗の自覚はあるようやった


ただそうなると・・



「うちのやること無くなるんよなァー」



うちはそうつぶやいた

そんなうちを、まるで気にしないシーナとコワルは、さっさと自分の部屋に入っていってしまう


う・・シーナまで
エエ子やのに
なんで仕事が絡むと、悪い子になるんや・・・



「コトちゃん・・だったわね。これ、手伝ってくれる?」


アンナだけは、部屋に入らずにうちに話しかけてきた
残ったのがアンナだ、ということに少し不安はあったが・・

正直、アンナの行動に裏があったとしても、それを見破る頭はなかった



「はい!!」


うちは元気よく返事をして、アンナのもとへ駆け寄った