浅葱の贖罪

歳は私の気持ちに気付いていた。

例え、妻子ができ、所帯をもったとしても、忘れることの出来なかった葉月への私の、狂おしい程の想いを。

私が葉月を慕っていることは、歳にしか、分からないだろう。
私は、葉月への感情をあまり、外には、出さなかったし、私は妻子を愛しているような素振りを見せていたから。