葉月のいないこの世などもう未練はない。

私は葉月の笑顔に惚れた。

だが、あの幼く、美しい笑顔は今では、少し足りと
も思い出せなくなっている。

それは…

葉月の最期の苦しみの混じった笑顔が記憶に濃く残っているからだ。

葉月の人生を私は狂わせてしまったのだろうか。

もしそうだとしたら…