「総司、二階へ行くぞ。
永倉と平助は、一階でどうにか持ちこたえてくれ。」

私がそう言うと、永倉くんと平助は大きな返事をかえした。

「任せとけ。近藤さん。」

私は頷くと総司と共に二階へ上がった。

「総司、向こうの部屋はお前に任せた。ぐずぐずしてんなよ。」

私がそう言うと、総司は嬉しそうに
「はい。お任せ下さい。」
とあちらの部屋へ消えていった。