時は、幕末。
ある二人の男女がいた。
男はどこに行っても美男子の噂をたてられるほど、美しいが、
女はどこへ行っても、ひどい顔と噂をされた。

正反対の二人だからこそ、引かれあったのかも、知れない。

女は男の盟友の妻だったが、夫は、他に愛している人がいると知っていた。

そのため、夫の盟友でも、拒まなかったのだ。

二人の間には、子が産まれたが、夫の子として育てられた。