最低男子








そんな時に陸が帰宅した。





『おかえり~!』

「バイト探してるの?」

『やる事なくて暇だし、お金ないし、太るし。』




と、

笑って言った。




探す気がないのに…陸は私の見ていた求人を取って、見ていた。






「何したいの?」

『何でもいい』

「なら、俺のところで働けば?」

『ん?』






突然の事すぎて、飲み込む事が出来なかった。




どういうこと!?

思わず、聞き直してしまった。






「楽ではないけど、海で働く?」

『いいの?働きたい』






海好きの私にとっては即答の事だった。