スカートをパタパタやっていると、蘭が突然立ち上がって、あたしの肩を叩いてきた。


「ねぇサエぽん。...ちょっとトイレ行こ~」
「んあ?いいよ」


カウっぺと愛美は、スマホに熱中している。


あたしたちはふたりに一言告げて、トイレへ向かった。


トイレの洗面所には誰もいなかった。


蘭はなにやら、なにか話したそうにしている。