「…すいませんねっ!」
桐谷が嫌みたらしく言う。
「…うざ。」
遥香が言った。
夢璃を見ると、
「やっぱ、玉子焼き美味しいねっ!
おばさんに言っててっ♪」
なんて言ってる。
「うん、きっと毎日玉子焼き作るようになるよ。」
坂上が言った。
何、玉子焼きの話題で盛り上がってんだ。
一方遥香たちは…、
「素直になろうよ、遥香ちゃん…。」
桐谷が言う。
「いや、素でキモい。リアルにキモい。」
「はいはい…。
反対語ゲームは終わりっ!」
「え……。ちょっと、頭大丈夫?
どこまで、+思考なのよ。
それともただのナルシスト?」
「+思考で前向きなだけです。
けど、何か?」

