「夢璃ーっ!!」 そんな時。 私の名前を呼ぶ声がした。 「……出た。」 愁君が言う。 「遥香と智希!」 私が言った。 「何、朝から泣いてるのっ!? せっかくの化粧が、落ちるわよっ!」 そう言って、 遥香がハンカチで涙を拭いてくれる。 「夢璃は、 化粧しなくても可愛いのになっ!」 智希が私の頭を撫でて言う。 ――バシっ けど、その手を遥香が叩いた。 「いてーっ…!」 「髪が崩れるじゃないっ!」 遥香が言った。 「すいませんねー。」 智希が口を尖らせて言う。 相変わらずですね。