さっきまで。

愁君のサッカーをしている所を
他の女の子の方が見てるって思ったら。


それだけで、嫌になって。

それだけで、悔しくて。


今考えたら、馬鹿みたいだね。


そんなの関係なかった。

愁君は、私の事一番に思ってくれる。



「大学は、ちゃんと行ってよ。」

「応援してくれる?」

私が言う。



「当たり前じゃん。」

愁君が言った。