「はぁー…。」
時計を見ると、まだ五時だった。
今日は、みんな部活もなかったし。
「…暇だ。」
愁君の家に……。
そこで思い出した。←
……喧嘩したんだった。
愁君があんな事……。
「あぁー、やだ…。」
思い出して恥ずかしくなる。
しかも、智希達に見られたし…。
変に思わないといいけど…ね。
けど、
抱きついてきたのを拒否したのは…。
「やりすぎかなー…。」
もう、いいや。
「謝りに行こ。」
私はそう言って、立ち上がった。
階段を下りて、
祐璃がいるリビングに行った。
「祐璃ー、愁君の家行ってくるね?」
「はぁー?やだ。」
祐璃が嫌な顔をして言った。

