何に気をつけて…?


「心配したの?」

私は、笑顔で言った。


「全っ然っ…!!

夢璃が帰ってきた時、そういえばいなかったとか思ってたとこー。」

祐璃が言った。


よくこの子、そんな事言えるね。


「生意気な奴。寂しかったくせにー!」

「…やめれ。1人で自惚れんなよー。」

そう言って、私の頭を叩いた。


ムカつく…。

私は、そのまま階段を上がった。

「無視かよっ…!」

祐璃が突っ込む。


「………。」

「………はい、これも無視ね…!」

そう言って、リビングに戻って行った。