「だから、三里の言う通りにはできない。

お父さんやお母さん…それに、三里には迷惑なんてかけられないから」

「でも…このままクレナイサマの祟りで殺されるのは…」

「大丈夫、私は死なないよ」


悲しそうに笑いながら、麗香は言った。

死なないなんて、なんの根拠もないのに。

きっと死ぬのに。

きっと殺されるのに。


どうして、そんなに無理して笑うの?


せめて、私の前では本音を言ってほしかった…。