「三里、今日家に来ない?」

「えっ?」


何の前触れもなく、突然麗香に誘われたので、私は驚いた。

なんで、急に?

「いいから、行こう!」

そう言って、麗香は無理矢理私の腕を引っ張っていく。


「ちょ、ちょっと!麗香!?」

「じゃあね、総司君!

また学校で!」

「あ…ああ」



私達と総司は別れた。

そして、麗香の家。


「ねえ、なんであんなこと言ったの?」


麗香は、私にきつく言い放った。


あんなこと…って?


疑問に思う私の気持ちでも読めるのか、麗香はさらにこう言った。


「お祭りオタクって言ったことだよ」


私は首を傾げた。