「大丈夫。

今回から、神社の前に見張りを一人つけることにした。

だから、安心しろ」


と簡単に長島さんは説明をした。


「一人って…なんか不安だなあ」

「でも、見張りがつくだけマシでしょ」


と野次馬達。


そのとき鐘の音が鳴り、お祭りは終わった。


今度こそ……大丈夫……だといいのだけれど。

そんなことを考えて、私はその夜眠りに就いた。


翌朝、また大山のおばちゃんが私の家の扉の玄関を叩いてやってきた。

そして、無情にも私達に心と見張りの男の死を知らせたのだった。


殺された…今度は、二人も……。