「いや……いやあああああ!!

離して、離してよおおおおおおおお!!

私っ、死にたくないよおおおおおおお!!


いやああああああああああ、いやああああああああああ!!!」


「心…」


暴れる心を、村の男の人達が無理矢理押さえつけながら神社へ連れて行く。


「かわいそうに…心ちゃん」

「あんなので、本当に儀式ができるのか?」

「もし殺されなかったとしても、あんなのちゃんとした儀式ができるわけないだろ」


野次馬達が口々に言う。


神社の前に連れてこられた心を、村の男の一人が思い切り地面に倒した。


「うぐっ……!」


心が、苦しそうな呻き声を出す。