とにかく、特に年寄りでもなく、村の本部の人でもないお父さんが、そこまで怒る理由がわからないのだ。


そういえば…大山のおじさんもそうだ。

いつも優しいおじさんが、いつも仲良しなおばちゃんを怒鳴ってまで、紅祭りのやり直しをするという意見を貫き通したのだ。


何故、そこまでクレナイサマをバカにされることに対して激怒し、

捧げ者が殺され続けてもなお、クレナイサマを崇め続けようとするのか?


みんなにとって、クレナイサマって………一体何者なの?