「えー、めんどい」
階段を降りながら、私は言った。
何も、私がやらなくても…。
「お兄ちゃんやりなよ。
お兄ちゃんお祭りオタクだし、ぴったりじゃない?」
一階にいたお兄ちゃんに言った。
私のお兄ちゃん、常葉総司は紅祭りが大好きなお祭りオタク。
小学生のときは毎年好きな女の子をお祭りでひとりぼっちにさせるほど、お祭り好きのバカである。
そんなお兄ちゃんだから、自分が捧げ者に選ばれたらさぞかし嬉しいに違いない。
「そりゃあできるもんならやってみたいけどさ、選ばれたのはお前だろ。
それに、いつも選ばれるのは女だし。
ていうか、なんでお前選ばれたんだよ。
今までの捧げ者は、綺麗な子ばっかりだったのになー」
階段を降りながら、私は言った。
何も、私がやらなくても…。
「お兄ちゃんやりなよ。
お兄ちゃんお祭りオタクだし、ぴったりじゃない?」
一階にいたお兄ちゃんに言った。
私のお兄ちゃん、常葉総司は紅祭りが大好きなお祭りオタク。
小学生のときは毎年好きな女の子をお祭りでひとりぼっちにさせるほど、お祭り好きのバカである。
そんなお兄ちゃんだから、自分が捧げ者に選ばれたらさぞかし嬉しいに違いない。
「そりゃあできるもんならやってみたいけどさ、選ばれたのはお前だろ。
それに、いつも選ばれるのは女だし。
ていうか、なんでお前選ばれたんだよ。
今までの捧げ者は、綺麗な子ばっかりだったのになー」