「あ、それともこういうのはどう?

俺のものになるっていうのは。

そうすれば、俺に殺されることもなく、本部のクソどもに犯されることもないだろ?」

「バカだね、言ったでしょ。

嘘つきと殺人鬼は嫌いって。

そんなやつに抱かれたいと思う?

死んだほうがマシよ」

「あ、そう。

残念」


そう言った直後、総司は私にナイフを振り下ろした。


「ごめんな。

でも、死んでくれ」


私は、かたく目を閉じた。