お腹なんて空かない。


「私……生きている意味あるのかな…」


無意識に、私は呟いていた。


麗香が死んだ今、私にできることってあるの?

私なんかが、できることなんて……。


それに、麗香がいないこんな世界なんて…もう…。


私は麗香にお願いされた。

麗香の分まで生きてと。

だけど、私は麗香の分まで生きていけるような気はしなかった。


麗香がいないこんな世界…生きていても意味なんてないよ…。

だって、麗香がいないんだもん………。

こんな世界、生きていも楽しくない…。


私、このままでいいのかな…。

このまま、何も考えず、楽しむこともできず、ただ生きていくだけなのかな…。