暮れない夜、染まる紅(あか)

「でも、私は総司のことなんて、本当に全然…」

「嘘だよ。

三里は、総司君のことが好きなんだよ。

きっと、三里が自分の気持ちに気付いていないだけ」


確かに、いつの間にか総司のことを考えてしまうことが度々あったけど…。

まさか、私が…?



「見てたら、そのくらいわかるよ…。

それに、総司君もきっと三里のことが…」

「そんなわけないよ。

だって、総司はいつも私の顔を見るなり嫌味言ってくるんだもん」

「総司君が嫌味を言うなんて、三里くらいだよ。

だって、三里以外の人にはいつもよそよそしいっていうか…仮面を被っているみたいな…。

でも、三里の前では心から笑っている…。


総司君は、三里のこと好きだと思う。きっと」