電話も済ませ俺も風呂に入って出るとリビングでぼんやりとソファー座って窓の外を眺めている綾乃。

「綾乃?まだ起きてるかい?」


「あ、シャル出てきたんだね!」
そう言って振り返った綾乃は笑顔を見てせくれた。

「綾乃、シャンパン頼んでたんだ、一緒に少し飲んでから寝ようか?」

そう声をかけると綾乃も微笑んで

「うん、飲む!」

そう言うのでクーラーにごとシャンパンとグラスを持ってソファーの方に移動した。

シャンパンのコルクを抜いてグラスに注ぐ。

お互いにグラスを合わせてゆっくり飲む。

「あ、これこの前に飲んだのと一緒?」

そう聞かれたので

「そう、初デートの時のシャンパン。今日はプロポーズ記念日だからね」

そう微笑んで見つめると顔を真っ赤にしつつ

「シャルにすごく愛されてるって思えて嬉しかった。特に何が出来るって事も無い私だけど、これからもよろしくお願いします。」

そう言って寄り添ってた俺の腕にコツンと寄りかかってきた綾乃。

その髪をそっと、撫でる。

綾乃は嬉しそうに微笑んだ。