「えっと、慣れてきたらそのうち敬語じゃなくなると思うんですが。」


「わがままだけど、意識してはずしてみて?」


そうにっこり言います。
うん!にっこりにちょっと圧を感じました。


「うん、分かった。こんな感じでいい?」

首を傾げて尋ねると


「うん、俺ももうそんなに畏まって話してないだろう?だから綾乃も普通に話してほしい。」

そう満面の笑みで言わたら。
イケメンの満面の笑みはやはり破壊力満点です。

断れない逃げられない。

でもシャルと過ごす時間はやはり昨日より更に心地好くなってる。



「ねぇ、綾乃。そろそろ自分の気持ちに気付いてきた?」


そう聞かれて私は考える


朝とても服装に悩んだこと。
どう見えるか、どう思われるかにそわそわと落ち着かなかったのは・・・


あれ?私は、私は。

私もシャルが好きなの?!


「あ!結論出たみたいだね。」

にこやかに言うシャル。

うわぁ、シャルも顔に出るけど私も大概顔に出てるんだね。
そうなんだね。