そんなこんなで仕事上がりに出掛ける準備も整った約束の10分前。

着替えもすんで、アクセサリーもつけて鏡を見つつ優子さんと話していたら内線が鳴る。


「はい、もしもし？あら来たのね！すぐ行かせるわ！」


そう言って受話器を置く優子さん。


「ほら、お迎えが来たわよ！」

そう言われて下のお店に顔を出すと


「綾乃ちゃん、とっても可愛いよ。こんなに可愛い綾乃ちゃんと２人で出掛けられる俺は幸せ者だね。」


そう言って本当に嬉しそうに微笑んだシャルルさん

金髪碧眼のイケメンさんの微笑みは破壊力抜群です。
一気に血流上がった。

絶対に顔赤いよ。


「ありがとうございます。それじゃあ、行きましょう。」


そう私が言うとニコッとして手を繋いでくるシャルルさん
。


「お蕎麦も天ぷらも久しぶりに食べます。とても楽しみです。俺に時間をくれてありがとう綾乃ちゃん」


そう言って頬にキスをしてくるシャルル。


「ふぁ！いいえ、どういたしまして？」


挨拶のキスにビビッてどうする私。

本当に持つかな私の心臓。


こうして普通な夕飯を食べに出掛けることになりました。