真剣な顔で、キミが言った。


「もげ太、よく聞け。今日から俺がお前のご主人様になってやる。こんなボロいアパートだけど、寂しいもの同士仲良くやろうな。よろしく。」


頭を撫でられるのが気持ち良くて、ボクはうっとりとした。



キミはご主人様。




初めて僕に優しくしてくれた、大切な存在。




ボクはご主人様が好き。




でも、ご主人様は人間で、




ボクは…、猫だ。