君を、ずっと。【完】




携帯を開いては閉じて、開いては閉じての繰り返し。

どんなにじっと見つめても神山からの連絡は来ない。


わかってはいるけどやっぱり寂しいもので。


いつかは来るなんて

いつなんだろうって


そんな期待ばっかりしちゃってさ。



「あー…あ」


「えっ」


寝ようかな、と思いベッドに身体を預けた時閉じた携帯から着信音が部屋中に鳴り響いた。