「いきなり、何言ってんの?すみれ」


思い出したくない。
あの時の日々なんて、もう。


浮かんできた思い出を消し去るかのように頭を横に振ってその思い出たちを外へと追い出す。


「同窓会。誘われてるの、真紀に」


私には、上辺の友達が多い。
本当に心から話せることのできる友達はすみれくらいだ。

だから中学の時によくいた、真紀も、ゆかりも私にとっては上辺で


だから、高校が離れてから連絡も一切取らなかった。
連絡先も私が変えてから、知らないままだったし。



あぁ、だからか。


私にだけ、そのお誘いが来てなかったのは。